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ボーン・アイデンティティー

孤高な男の孤独な戦い
ボーン・アイデンティティー

「暗殺組織」「記憶喪失」などのプロットは、いわば映画では使い古された珍しくないプロットである。そんなありふれた設定を見事にエンターテイメントに仕上げてみせたのは、脚本、監督、主演のいずれもが見事なコラボレーションを見せてくれたおかげだろう。そしてそれがシリーズとなり3作品ともがとても素晴らしい映画に仕上がっていました。今回紹介する映画は「ボーン・アイデンティティー」です。

【あらすじ】
ある嵐の夜、マルセイユ沖で銃弾を受け負傷した男が救助された。彼は記憶を失っており名前や経歴などの全てを思い出すことが出来ずにいた。唯一の手がかりは彼が持っていたスイスの銀行口座を示すマイクロカプセルだけだった。数週間後、彼は唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。やがて暗殺者たちに命を狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだったが

【レビュー】
映画の出だしは記憶探しの旅から始まっていく。記憶を取り戻す旅のはずが、彼が自分の正体に近づけば近づくほど、命を狙われることになる。それも正確に着実に。しかし、彼はまさに「体が覚えている」の言葉通り、記憶を失いながらも見事に訓練された武術と戦術で、追手からの攻撃を逃れていく。

前述したように「記憶喪失」「暗殺組織」などのプロットは特に目新しい設定ではない。ところが、そのありふれた設定をカーチェイス、格闘シーン、銃撃シーンなどアクション映画の王道と見事に織り交ぜながら、記憶を失った殺し屋「ジェイソン・ボーン」の孤独な戦いを絶妙なテンポで描いてみせるのです。

主演のマット・デイモン以外には特に有名な俳優さんが出ているわけではないのですが、決して他の映画に比べて見劣りする出来ではありません。ちなみにこれがハリウッドデビューになるクライブ・オーウェンが寡黙な殺し屋役でいい味を出しています。

このヒットを受けて2作目「ボーン・スプレマシー」、3作目「ボーン・アルティメイタム」と作られますが、どれもとても出来のいいアクション映画シリーズに仕上がっています。マット・デイモンの出演している映画の代表作と言っても過言ではありません。殺し屋の映画ですから、子供からお年寄りまでにオススメできる作品ではありませんが、一流のアクション映画となっています。残り2作品に関してはまた後日に・・・

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